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職員ブログ

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わたしの家族   事務員N・M

2017-12-01
私の家族は人間3人、犬2匹、猫2匹。みんな縁あって家族になりました。1匹目の犬は1歳過ぎて前の飼い主が面倒を見れないからとペットショップに持ってきた犬。とても人懐こい犬でしたが、1年くらいは私達に心を開いてくれませんでした。前の飼い主が迎えに来てくれるのを待っていたんじゃないかと思います。2匹目の犬は主人の上司から。3匹目の猫は捨て猫。子猫を産んだばかりの親猫(子猫は隣のおうちに飼われました)。元祖野良猫から喧嘩を吹っ掛けられ怯えて応戦している姿や寒さに震えている姿が可哀そうで家のドアを開けたら入ってきてそのまま居ついてしまいました。4匹目の猫は遠い知り合いからやってきました。そんな訳あり家族ですが、一緒に暮らし始めてから年月が経ち犬猫も人間も年をとりました。最年長の犬は17歳。今年永年飼育で表彰いただきました。今は目も見えず耳も聞こえずおむつをしてよろよろと歩きながら壁にぶつかっては向きを変えまた歩き、疲れたら寝ると掃除機ロボットルンバのように過ごしています。歯は抜けて食事量は半分に。体はやせ細り夜、仕事から帰ると生きているのか真っ先に見に行かなければならないほど不安定な健康状態です。動物は言葉を話したりしませんから人間の都合良い解釈をするのですが、この老犬は私に「俺の生きざまを見ておけよ。死ぬまできちんと生きるからな」(なぜ年上目線)と言っているように思います。つらい、痛い、苦しい…だけど懸命に命を全うしようとしています。一人目の飼い主に放棄され命を託されたペットショップのゲージの中から私を見上げた不安げな目を思い出す度「最後まで一緒にいるから」と何度も言って過ごした16年。どうにか約束は守れそうです。
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